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2008年 03月 01日
今週末も起きたらいい天気。窓の外に見える青空に手招きされるように早速、お出掛け。今日は電車で王立植物園(Royal Botanic Gardens, Kew)、通称キュー・ガーデンへ向かいます。
30分ほど電車に揺られ植物園最寄駅に到着したら、まずは駅近くのカフェで朝食。しっかり腹ごしらえしておかなければ、広大な公園を回ることはできませぬ。 1759年設立のキュー・ガーデンには世界各地から様々な植物が集められています。公園としても見事だけれど、植物研究機関としても有名。5年前に世界遺産に登録されました。 今の時期、敷地内でまず目を引いたのが、黄色のカーペット。水仙です。 先週も別の公園で目にしたけれど、イギリスで水仙が咲き出すと「春だなぁ」と思います。 敷地内にはいくつか温室があります。私はキュー・ガーデンの温室が大好きで、その昔ロンドンで働いていた頃に風邪をひいたり何となく落ち込んだりした時、ここの温室に来ていました。ガラス戸を開けて中に入ると、ヌヮーンとしたあたたかい空気。思いきり深呼吸して、心地よい湿度と植物から発せられる気?に浸っていると、体にエネルギーが湧いてきて元気になるのです。 温室の中にはレトロな螺旋階段もあって、上から眺める温室の様子も楽しいです。背の高い植物を、こういう目線から見ることってなかなかできないものだし。温室にはもちろん屋根があるので、植物たちがちょっと窮屈そうなのが可哀相な気もするけれど。 植物だけかと思いきや、キュー・ガーデンにはミニ水族館もあります。植物には目もくれないちびっ子たちでも、水族館となると大興奮、水族館ではしゃぐお子様多数。(私もけっこう楽しんだ) そして、少々和テイストな場所も。勅使門&枯山水庭園と民家。周囲に視線を移せば緑の芝生、頭上にはヒースロー空港に着陸する飛行機がひっきりなしに現れるので、ワビサビには程遠いんですけど・・・日本から遠く離れたイギリス、贅沢は言っていられません。 そんな中、今回のキュー・ガーデンで一番うれしかったのが、桜を見られたこと。これ、ソメイヨシノです。ユミ夫が横で「イチブザキ・・・」って呟いてたけど、気にしない気にしない。来週後半に来たらお花見できる?と思ったけど、そろそろ遠出は控えないといけません。 帰宅の途についたのは夕方空気が冷えてきてから。結局、5時間という長~い散歩になりました。
by london_note
| 2008-03-01 20:40
| flower & garden
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